TVアニメ『Steins;Gate』第12話 Q&A

日常の終焉 (´;ω;`)

・原作未プレイ組向け補完Q&A。
・ネット上で見付けた文章の転用+自筆。
・後の展開のネタバレは無し。



第12話 「静止限界のドグマ -Dogma in Ergosphere-」



Q.7000万年前がどうとか、冒頭のアレは何?


A.何かの間違いで7000万年前へタイムトラベルしてしまった…という、岡部が見た夢のようです。
  原作でも言及されてはいませんが、岡部がタイムリープに対して本能的な恐怖を
  抱いていることが窺えます。




Q.完成したタイムリープマシンについてkwsk


A.第11話のQ&Aにも記載した通り、記憶情報を電子データに変換・抽出し、過去の自分へ
  送る装置です。


  1.脳内の記憶を電子データ化
  2.ブラックホールを用いたタイムマシンで過去の携帯電話へデータを送信
  3.過去でデータを受信、脳に上書き


  ……大まかに、上記のような手順を踏みます。


  紅莉栖(と大学の研究チーム)は、人間の記憶に関する神経パルスパターンを
  全て解析しています。
  また、紅莉栖が通う大学にある精神生理学研究所は、
  「ヴィジュアル・リビルディング(VR)」と呼ばれる技術を開発しています。
  これは、シリーズ前作『CHAOS;HEAD』にも登場している技術で、ビデオカメラなどの映像機器に
  映したの風景(の映像信号)を、神経パルス信号に変換する技術です(その逆に、神経パルス信号を
  機械の電気信号に変換することも可能)。


   ※上記VR技術とは違いますが、サングラスに取り付けたカメラからの映像を電気信号に変換し、
     眼球内に取り付けたアンテナを介して視神経へ送る技術は実在しています。
     (盲目の人が靴下の白黒を判別できるようになったり、道路の白線を認識できるように
     なったそうです)


  紅莉栖は、これらの技術を併せて記憶の電子データ化に成功しました。
  その電子データ(容量は約3TB)を、SERNのLHCを介してブラックホールで36バイト+αに圧縮し、
  Dメールと同じように過去へ送ります(ルカ子の時のポケベルと同じように電話として発信)。


  記憶データの他にプログラムが付与されており、過去の自分が携帯電話に出るとデコードされ、
  神経パルス信号がケータイの送話口から0.02アンペア程度の微弱な放電現象として発せられ、
  電話を耳に当てている受信者のこめかみ(側頭葉)付近に放射されます。
  側頭葉には、ヽ(*゚д゚)ノカイバー…もとい、海馬傍回という記憶を貯蓄する器官があり、
  そこへ神経パルス信号を送信すると同時に、携帯電話から前頭葉を刺激する
  神経パルス信号も発射し、前頭葉から側頭葉への「トップダウン記憶検索信号」という、
  記憶を思い出す時に発生する信号を意図的に発生させる仕組みです。


  これにより、過去の自分は「未来の自分の記憶」を強制的に「思い出す」ことになります。
  (未来の記憶を思い出すのに必要な時間は1秒未満)


  アニメでは説明が端折られましたが、過去の自分が電話に出ないと
  タイムリープ失敗となりますが、記憶のコピーを送っているだけなので、失敗しても
  現在の自分がおかしくなることはなく、何の影響もありません(もう一度送り直せば良いだけ)。
  しかし、送信者と受信者が異なる場合(過去の携帯電話に持ち主以外が出てしまった場合)は、
  記憶や人格に重大な障害が出たり、タイム・パラドックスに繋がる可能性があるようです。
  また、記憶を送れるのは48時間前までという制限もあります(タイムリープマシン完成の
  48時間以上前には何をどうやっても記憶を送れません)。


  過去の自分自身に直接影響を及ぼす装置ですので、ラボメン全員、積極的に実験する気には
  なれなかったようです。


  そもそも、何故SERNへの直通回線が繋がっているのか? タイムリープしたら「今」の自分は
  どうなるのか?
  謎はいくつも残っていますが、今後、ストーリーが進むにつれて明らかになっていくでしょう。
  ……多分。




Q.鈴羽の言う通り、紅莉栖はSERNに通じていたの?
  テロ予告のニュースが流れた後、いきなりラボを出て行ったのは何故?


A.鈴羽の正体や発言、行動の真意については、そのうち明らかになると思われます。




Q.ダルのハッキングは、本当にバレてなかったの?


A.公式設定資料集によると、バレていたようです。
  しかし、ダルのハッキング技術が未熟だったからではなく、原因は別にあるようです。
  (その事についてアニメで深く言及されるかどうかはわかりません。原作では曖昧なままでした)




Q.ラボの砂時計やまゆりの懐中時計が止まったのは?


A.アニメオリジナルの演出です。日常の終焉を示しているのでしょうか。




Q.いきなりラボに踏み込んできた仮面集団は何者?


A.次回の冒頭で明らかになりますが、SERNの非合法活動実行部隊で、
  「ラウンダー」と呼ばれています(萌郁もその一員)。
  ちなみに、あのバルログ(或いはインフェルノのツァーレンシュヴェスタン)を
  彷彿させる仮面はアニメオリジナルで、原作ではイカつい海兵隊のような外国人達が
  素顔を晒していました。


  鈴羽が主人公のスピンオフ漫画『亡環のリベリオン』に登場するラウンダーの1人は、
  パンダみたいな仮面を装着しています。何、その演出……。
  (ちなみに、この漫画は鈴羽視点で物語が進む=ネタバレてんこ盛りなので、
  原作かアニメを最後まで見届けてから読むことをお勧めします)




Q.萌郁は、まゆりを撃つ直前に何と言っていたの?


A.「FB……FB……」と呟いていました。台詞の意味は、現時点では不明です。




Q.何だよこれ……何だよこれ!!


A.この場面の宮野氏は、原作ゲームより名演だった気がします。
  まゆりが射殺されたことを受け、岡部はどう動くのか? この絶体絶命の窮地を、
  残されたラボメン3人はどう脱するのか? 諸々、次回のお楽しみです。