TVアニメ『Steins;Gate』第24話 Q&A
・原作未プレイ組向け補完Q&A。
・後の展開のネタバレは無し。
Ｑ．タイムトラベルは2回目になるけど、それによるタイムパラドックスは起こらないの？
7月28日に岡部が3人存在することになるのでは……？
Ａ．1回目の紅莉栖救出失敗後、2025年からのムービーを見たことで微弱な世界線移動が
あったと考えられます。つまり、全く同じ世界線の7月28日に跳んだわけではないので、
1回目岡部と2回目岡部のエンカウントは起こりません。
Ｑ．確定した過去を変えずに結果を変えなきゃいけないのに、まゆりがメタルうーぱを
手に入れた過去は変えても良かったの？
Ａ．ガシャポンでメタルうーぱを出すのが7月28日の岡部なのか、それとも
タイムトラベルしてきた岡部なのかは、収束結果には含まれておらず、
「世界を騙す」余地がある…と考えることができます。他にも、
・結局まゆりはメタルうーぱを手に入れられない…という結果に収束
・メタルだろうがそうじゃなかろうが、「うーぱ」を観測したらOK
（岡部はうーぱに興味が無く、まゆりや紅莉栖はメタルでなくともうーぱが好き）
――と、辻褄が合う説明は可能です。多分。
Ｑ．紅莉栖を救って8月21日に戻ってきた後、鈴羽（とタイムマシン）はどこに行ったの？
Ａ．岡部を8月21日に届けた直後、岡部の目の前でタイムマシンごと虹色の光に包まれ、
消滅しました。それは、岡部が未知の世界線「シュタインズゲート」に到達した証でもあります。
未来において鈴羽が生まれてくるのかどうかは、誰にもわかりません。ダルが結婚に失敗し、
生まれてこない可能性もあります。
ですが、岡部は、7年後の出会いを信じて、鈴羽の分のラボメンピンバッジも作りました。
それまで、ラボメンナンバー008は欠番扱いです。
Ｑ．腹部をナイフで刺され、更に自ら傷を抉って血をドバドバ出したのに、よく生きてたね
Ａ．アニメでは端折られましたが、手術を要するくらいの重傷でした（手術があと1時間
遅れていたら出血多量で死んでいたそうです）。ちなみに、入院期間は約1ヶ月です。
ちなみに、原作の岡部は、血溜まりに倒れていた紅莉栖の姿を思い出した際に
「血の匂いすらはっきり思い出すことができる」と（脳内で）言っていたので、
サイリウム・セーバーの血糊では騙しきれなかった可能性があります。結果オーライですね。
また、余談ですが、入院中、岡部はまゆりにおしめの世話をされていますww
Ｑ．シュタインズゲート世界線におけるルカ子とフェイリスについてkwsk
Ａ．ルカ子は、まゆりの説得に折れ、夏の終わりにコスプレデビューしました。
男の娘であるが故に女性ファンも多く付き、ファンクラブまで出来たようですww
フェイリスは、雷ネット・アクセスバトラーズの大会に出るようになりました。
秋葉原再開発計画の責任者であり、女子高生であり、秋葉家の家長であり、
会社の社長であり、メイド喫茶の人気メイドでもある、超多忙な身の上なのですが、
ついに我慢できなくなったようです（ちなみに初参加の公式大会で優勝しています）。
ラ・ヨーダ・スタセッラ。
Ｑ．ミスターブラウンと萌郁って、今でもラウンダーなんだよね……？
Ａ．ラウンダーのままです。……が、岡部達がタイムマシン研究をしない限り、そして、
IBN 5100が見付からない限り、互いに「良き隣人」として付き合っていけるでしょう。
萌郁がラウンダーの任務（FBの命令）遂行に徹していたのは孤独を埋める為でもありましたが、
新たな世界線にて他に居場所を見付けられれば、ラウンダーである事を放棄する日も
来るのではないでしょうか。
（原作の岡部は、綯が萌郁に懐いているように見えた事に救いを感じています）
Ｑ．中鉢博士はタイーホされたの？
Ａ．封筒の中身が金属製のうーぱじゃなくなった為、貨物室に入れられた論文入りの封筒は
火災で燃えてしまい、タイムトラベルという妄言を垂れ流すだけのオッサンとなってしまった
中鉢博士は、亡命を受け入れられずにロシア当局に拘束されました。
秋葉原の傷害事件の重要参考人として警視庁にもマークされていて、今後、学界で
相手にされることはなさそうです。
仮に中鉢博士が論文の内容を覚えていたとしても、学界においては父親より
信頼されている紅莉栖が中鉢博士に対する抑止力となるので、第三次世界大戦は、
少なくともタイムマシン論文がきっかけで起こることはありません。
Ｑ．ムービーメールを送ってきた未来の岡部も無かった事になったの？
Ａ．鈴羽同様「無かった事」になり、消滅したのだと思われます。
しかし、視点（主観）を変えると、下記のQ&Aのような可能性も考えられます。
Ｑ．シュタインズゲートへの到達って、2025年からのDメール送信による過去改変だよね？
ってことは、2025年に岡部はリーデングシュタイナーを発動して、2010年から2025年までの
記憶を失うことになるのでは？（β世界線の未来岡部の記憶が上書きされる）
Ａ．確かに、β世界線2025年の岡部の主観からすれば、ムービー付きDメールを送信した直後に
リーディングシュタイナーが発動し、気が付くとシュタインズゲート世界線の2025年にいた…
となる筈です。
ですが、「結果的に世界線変動の要因はDメールじゃなくてタイムマシンになったから
記憶は上書きされない」とか、「岡部が2025年のリーディングシュタイナーに備えて
紅莉栖に記憶のバックアップ＆復元を頼むだろう」等、様々な考察が飛び交っています。
この議論には、未だ明確な答えが出ていませんww
Ｑ．再会した岡部と紅莉栖の今後が気になる
Ａ．出会いの形は最初と異なったものになり、共にタイムマシンを作った3週間は
無かった事になりました。リーディングシュタイナーはあれど、新たな人間関係が
スタートするのでしょう。
シュタインズゲート世界線におけるラボメン達のその後については、
10月発売の『Steins;Gate 8bit』にて明らかになる筈です（原作のTrue END後が舞台）。
また、公式資料集には、「災厄降誕のホーリーデイ」という後日談が掲載されています。
『シュタゲ』は、多くの世界線を渡り歩くというその設定上、様々なスピンオフが
生まれ易い作品です。
ラボメン達の様々な人間関係に興味があるなら、ファンディスクやドラマCDをどうぞ。
Ｑ．岡部が渡り歩いてきた世界線についてまとめてほしい
Ａ．【α世界線】
変動率0.571024 ： ダルへ最初のDメールを送った後
変動率0.571015 ： ロト6のDメールを送った後
変動率0.523299 ： 萌郁がIBN 5100を入手した世界
変動率0.456903 ： ルカ子が女になった世界
変動率0.409420 ： フェイリスパパが生存している世界
変動率0.337187 ： 2000年に鈴羽が自殺した世界
変動率0.409431 ： 鈴羽の自殺を取り消した世界
変動率0.456914 ： フェイリスパパの生存を取り消した世界
変動率0.523307 ： ルカ子が男の娘に戻った世界
変動率0.571046 ： 萌郁がIBN 5100を入手していない世界
ドラマCDα「哀心迷図のバベル」
（紅莉栖視点で描かれたα世界線の最後）
変動率0.334581 ： 遥遠のヴァルハラ
（本編のシナリオを担当した林直孝氏による描き下ろし短編小説。
鈴羽の失敗＆自殺を知った後、鈴羽の想い出を消し去るDメールを
送ることができず、まゆりはSERNに殺され、岡部達は拉致され――
そんなifの世界における、本編の1年半後の物語）
変動率0.000000 ： SERNによりディストピア化された2036年
【β世界線】
変動率1.130426 ： 物語開始時の世界
変動率1.129848 ： ドラマCDβ「無限遠点のアークライト」
（まゆり視点で描かれたβ世界線）
変動率1.130205 ： 原作紅莉栖ENDの世界、1回目のタイムトラベル前の8月21日
変動率1.130212 ： 2回目のタイムトラベル後の7月28日
変動率1.130238 ： 原作まゆりENDの世界
【シュタインズゲート】
変動率1.048596 ： 原作True End、アニメ最終話
災厄降誕のホーリーデイ（原作の後日談）
変動率1.048728 ： 『Steins;Gate 8bit』
【γ世界線】
変動率2.615074 ： ドラマCDγ「暗黒次元のハイド」
（未来にて、岡部が300人委員会の1人としてラウンダーを
統括している世界線。そんな世界線へタイムリープ
してしまった岡部と萌郁の物語。内容は割と鬱。
ある意味、萌郁ルートとも言えるifのストーリー）
【δ世界線】
変動率3%台 ： ファンディスク『比翼恋理のだーりん』
（鈴羽の母＝ダルの嫁も登場）
【Ω世界線】
変動率-0.275349 ： 原作とあるキャラENDの世界（ラボメン達の人間関係は一変）
Ｑ．劇場版製作決定……胸が熱くなるな
Ａ．劇場版オリジナルストーリーか、『8bit』シナリオか、『だーりん』シナリオか……？
傑作となるのか蛇足となるのかはわかりませんが、期待して待ちましょう。
――以上を持ちまして、TVアニメ『Steins;Gate』原作未プレイ組向け補完Q&Aシリーズを終わります。エル・プサイ・コングルゥ。
次は…来月からの『Fate/Zero』補完でも……。
