TVアニメ『Fate/Zero』第15話 Q&A

・原作未読者向け補完Q&A。
・後の展開のネタバレは無し。



第15話 「黄金の輝き」


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Q.ランサーの黄色い槍は無くなったの?


A.見ての通り、「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」は折れて無くなりました。それにより、セイバーが受けた
  左腕の呪いの傷も消えたのです。




Q.綺礼は雁夜に何をしたの?


A.あの描写だけではわかりませんが、雁夜に治癒魔術を施していました。
  時臣に助勢しないだけならまだしも(尤も時臣と雁夜では実力に開きがありすぎて助勢など
  不要でしたが)、瀕死の雁夜に止めを刺さないばかりか助命する行為は、完全に時臣への
  謀反となります。


  口元がニヤついていたのも無自覚で、綺礼自身、何故そのような事をしたのか、
  よくわかってはいません。




Q.キャスターを仕留める場所を切嗣が指定したのは何故?


A.「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」による二次被害を少しでも抑える為です。具体的に言うと、緩衝材として
  船を用意していました。
  切嗣も、騒ぎがこれ以上大きくなって聖杯戦争が滞ることを望んではいません。




Q.キャスターが死の間際に思い出したのは、ジャンヌ・ダルク


A.ジャンヌ・ダルクです。
  お蔵入りとなっている(?)オンラインゲーム企画『Fate/Apocrypha』に登場するとされる
  サーヴァント、ルーラー(セイバー)として、武内氏がデザインした姿でした。


  キャスターは、聖剣の光に、かつてジャンヌを包んでいた祝福の光を思い出し、
  「たとえ結末が悲劇でも在りし日の栄光が否定されることはなかった」と思い直し、
  その直後に消滅しました。




Fate/Zero』登場人物簡易まとめ


<アインツベルン陣営>
衛宮切嗣 : アインツベルンに雇われた異端の魔術師。聖杯に託す願望は「世界の救済」。
        言峰綺礼を、その経歴から危険視している。大騒動の裏で暗躍中。
セイバー : 騎士王・アーサー(本名はアルトリア)。聖杯に託す願望は「祖国ブリテンの救済」。
       ランサーに受けた呪いの傷が消えた後、エクスカリバーでキャスターを消滅させた。
アイリスフィール : 切嗣の妻であり、聖杯の器としてアインツベルンに造られたホムンクルス
             身体に異変が生じており、触覚を遮断している。
久宇舞弥 : 切嗣の助手であり弟子。切嗣ともアイリとも別行動中だが、未遠川には来ている模様。



<遠坂陣営>
遠坂時臣 : 監督役と共謀して聖杯戦争に挑む。聖杯に託す願望は「根源への到達」。
        キャスターの大暴れでSAN値直葬状態だったが、優雅に雁夜と戦い、あっさり撃退。
アーチャー : 古代ウルクの英雄王・ギルガメッシュ。世界の全てを手に入れた傍若無人の支配者。
           自身の財(聖杯を含むこの世の全て)を他人が奪い合うのが許せない。
           綺礼に他マスターの参戦動機を探らせ、その心の底を暴こうとしている。
           また、そのドS気質から、セイバーを気に入った模様。
言峰綺礼 : 時臣と水面下で共闘中。衛宮切嗣の経歴に、自身の悩みへの答えがあると感じている。
        「他人の不幸は蜜の味」と実は思っている…と指摘され狼狽、同時に令呪も復活。
        ついに、師の敵である雁夜を助命するという行為に及んでしまった。
アサシン : ハサン・サッバーハ(中世イランの暗殺教団の指導者)。
        聖杯に託す願望は「人格の統合」。ライダーの固有結界で倒された。
言峰璃正 : 綺礼の父。聖堂教会から派遣された聖杯戦争の監督役だが、時臣に肩入れ中。
        錯乱・暴走しているキャスターを危険視し、他6組のマスターに討伐を命じた。



<間桐陣営>
間桐雁夜 : 幼馴染みの次女・桜を間桐家から解放する為、聖杯戦争へ参戦した。
        自身を魔術師に変貌させるべく体内に刻印虫を飼うも、身体を蝕まれて余命1ヶ月。
        キャスター大暴れの最中、ついに時臣と対峙するも、手も足も出ずに倒される。
バーサーカー : 黒い甲冑のサーヴァント。手にした物を己の宝具とする能力を持つ。
            全身が靄に包まれていたり、狂化されている割に機敏だったりと、謎が多い。
            何故かセイバーに対して執拗な攻撃を繰り返す。
間桐臓硯 : 間桐家の当主だが間桐家を見限り、遠坂家から桜を養子に迎えた。ドS。
        聖杯を手にしたら不老不死を得ようと思っているが、雁夜には期待していない。



<ウェイバー陣営>
ウェイバー : 自身を軽んじた時計塔の連中を見返すべく、聖杯戦争へ参戦。
        ライダーの器の大きさに圧倒され、葛藤している。
ライダー : 古代マケドニアの征服王・イスカンダル。聖杯に託す願望は「受肉」。
         暴走したキャスターを固有結界で抑え消耗、アーチャーとの決戦を誓い撤退。



<ケイネス陣営>
ケイネス : 時計塔の講師でもあるエリート魔術師で、通称「ロード・エルメロイ」。
         経歴への箔付けの為に聖杯戦争へ参戦したが、切嗣の起源弾で再起不能に。
         残った二画の令呪もソラウに譲渡することになり、失意のドン底にいる。
ランサー : ディルムッド・オディナ(ケルト神話の英雄)。女性を魅了する魔貌を持つ。
        主に忠義を尽くすことだけが望みなのだが、生前同様、主の伴侶を魅了してしまった。
        暴走したキャスターを倒す為、ゲイ・ボウを折って消滅させてしまった。
ソラウ : 由緒正しい魔術師の家の令嬢で、ケイネスの許婚。ランサーに魔力を供給している。
       ランサーの魔貌に魅了され、初恋に浮かれる乙女モード。
       ケイネスの令呪を強引に譲り受け、ランサーのマスターとして戦いに臨むことになった。



<最凶コンビ>
雨生龍之介 : 連続殺人鬼。何も知らぬまま偶然キャスターを召喚した。
          キャスターの凶行に大興奮していた最中、切嗣に狙撃されて死亡。
キャスター : ジル・ド・レェ(中世フランスの百年戦争終結に貢献した元帥)。
         セイバーがジャンヌ・ダルクであると思い込み、狂気に身を任せ大暴走するも、
         最終的にはセイバーのエクスカリバーで海魔もろとも消滅させられた。