TVアニメ『Fate/Zero』第14話 Q&A

・原作未読者向け補完Q&A。
・後の展開のネタバレは無し。



第14話 「未遠川血戦」


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Q.アーチャーと時臣が乗っているのは何?


A.あれは、古代インドの叙事詩に記述されている「ヴィマーナ」という神の飛行装置です。




Q.時臣や璃正があんなに凹んでいるのは何故?


A.時臣は、「魔術は秘匿されるべし」という大原則を厳守するべく、魔術協会から冬木の
  管理者(セカンドオーナー)という役職を賜っています。キャスターのしている事は、
  聖杯戦争の遂行云々以前に、時臣の沽券を完全に踏み潰す凶行なのです。




Q.エアって?


A.数多の宝具を持つアーチャーをして「至宝」と言わしめる、とっておきの宝具のようです。




Q.バーサーカーにも飛行機を操縦するスキルがあるの?


A.あれは、セイバーやライダーが持つ騎乗スキルではなく、手にした武器を全て己の宝具へと
  変貌させるバーサーカーの固有能力によるものです。
  それにしても、アニメ映えする空中戦ですね……(アーチャーの貫禄が凄まじいww)。




Q.時臣は桜が酷い目に遭っている事を知らないの?


A.明言はされていませんが、桜がどのような教育を受けているのか、遠坂家の当主である
  時臣が知らないとは考えられません。
  ただ、雁夜に滔々と語っていたように、時臣はその事を「酷い目」とは思っていません。
  時臣なりに、(人としてではなく)魔術師として2人の娘の未来を案じているのです。


  スタンド使いスタンド使いと惹かれ合うように、優れた魔道の素質を持つ人間は、
  あらゆる怪異を呼び寄せてしまいます。桜の場合、「架空元素・虚数」という
  極めて稀有な属性を持って生まれており、きちんと魔術を習っておかないと
  魔術協会にホルマリン漬けの標本にされる恐れもあったので(魔術協会も世間一般の
  倫理からは乖離した組織なのです)、間桐からの申し出はまさに渡りに船だったワケです。




Q.ようやくアニメが再開したと思ったら、龍之介は今回で退場?


A.ご覧の通り、切嗣のワルサーによる狙撃で射殺されました。
  卓越した殺人鬼ではありますが、基本的には普通の人間である龍之介に、この手の攻撃を
  防ぐ手立てはありません。
  (そもそも攻撃される対象であるという認識は皆無でしたが)




Q.っつーか、切嗣…「どうやら当たりだったようだ」って、確証無しで撃ったの?


A.確証はありませんでしたが、魔術回路の放熱は感じ取っていました。この状況下で
  魔術回路を励起させている人間は、聖杯戦争の関係者と見て間違いはありません。
  キャスターのマスターである確率は6割強と踏んで、とりあえず殺しておくに越した
  ことはない
…と狙撃しました。
  ちなみに、時臣と雁夜は切嗣からの死角にいた為、難を逃れています(一流の魔術師である
  時臣ならケイネスのように狙撃対策も万全だったかもしれませんが)。




Q.マスターが死んだらサーヴァントは現界できなくなるのでは?


A.キャスターに限らず、即座に消滅はしません。




Q.退場宝具?


A.対城宝具です。
  『Fate』シリーズの宝具は、大別して、個人戦で力を発揮する「対人宝具」、
  集団戦に威力のある「対軍宝具」、一撃で雌雄を決する「対城宝具」の3つに分類されます
  (他にも「結界宝具」や「対界宝具」、「対魔術宝具」等があります)。


  ランサーの槍は対人宝具、ライダーの固有結界やキャスターの魔導書は対軍宝具です。
  では、セイバーの切り札は……? 次回を楽しみに待ちましょう。




Fate/Zero』登場人物簡易まとめ


<アインツベルン陣営>
衛宮切嗣 : アインツベルンに雇われた異端の魔術師。聖杯に託す願望は「世界の救済」。
        言峰綺礼を、その経歴から危険視している。大騒動の裏で暗躍中。
セイバー : 騎士王・アーサー(本名はアルトリア)。聖杯に託す願望は「祖国ブリテンの救済」。
       ランサーの宝具で受けた呪いの傷により、左腕を満足に使えない状態にある。
アイリスフィール : 切嗣の妻であり、聖杯の器としてアインツベルンに造られたホムンクルス
             身体に異変が生じており、触覚を遮断している。
久宇舞弥 : 切嗣の助手であり弟子。切嗣ともアイリとも別行動中だが、未遠川には来ている模様。



<遠坂陣営>
遠坂時臣 : 監督役と共謀して聖杯戦争に挑む。聖杯に託す願望は「根源への到達」。
        キャスターの大暴れでSAN値直葬状態だったが、優雅に雁夜との戦闘を開始。
アーチャー : 古代ウルクの英雄王・ギルガメッシュ。世界の全てを手に入れた傍若無人の支配者。
           自身の財(聖杯を含むこの世の全て)を他人が奪い合うのが許せない。
           綺礼に他マスターの参戦動機を探らせ、その心の底を暴こうとしている。
           海魔の相手は嫌だが、バーサーカーの相手は楽しいらしい。
言峰綺礼 : 時臣と水面下で共闘中。衛宮切嗣の経歴に、自身の悩みへの答えがあると感じている。
        「他人の不幸は蜜の味」と実は思っている…と指摘され狼狽、同時に令呪も復活。
アサシン : ハサン・サッバーハ(中世イランの暗殺教団の指導者)。
        聖杯に託す願望は「人格の統合」。ライダーの固有結界で倒された。
言峰璃正 : 綺礼の父。聖堂教会から派遣された聖杯戦争の監督役だが、時臣に肩入れ中。
        錯乱・暴走しているキャスターを危険視し、他6組のマスターに討伐を命じた。



<間桐陣営>
間桐雁夜 : 幼馴染みの次女・桜を間桐家から解放する為、聖杯戦争へ参戦した。
        自身を魔術師に変貌させるべく体内に刻印虫を飼うも、身体を蝕まれて余命1ヶ月。
        キャスター大暴れの最中、ついに時臣と対峙。
バーサーカー : 黒い甲冑のサーヴァント。手にした物を己の宝具とする能力を持つ。
            全身が靄に包まれていたり、狂化されている割に機敏だったりと、謎が多い。
            現在、戦闘機を操ってアーチャーとドンパチ中。
間桐臓硯 : 間桐家の当主だが間桐家を見限り、遠坂家から桜を養子に迎えた。ドS。
        聖杯を手にしたら不老不死を得ようと思っているが、雁夜には期待していない。



<ウェイバー陣営>
ウェイバー : 自身を軽んじた時計塔の連中を見返すべく、聖杯戦争へ参戦。
        ライダーの器の大きさに圧倒され、葛藤している。
ライダー : 古代マケドニアの征服王・イスカンダル。聖杯に託す願望は「受肉」。
         セイバー&ランサーと共に暴走したキャスターに挑むも、苦戦中。



<ケイネス陣営>
ケイネス : 時計塔の講師でもあるエリート魔術師で、通称「ロード・エルメロイ」。
         経歴への箔付けの為に聖杯戦争へ参戦したが、切嗣の起源弾で再起不能に。
         残った二画の令呪もソラウに譲渡することになり、失意のドン底にいる。
ランサー : ディルムッド・オディナ(ケルト神話の英雄)。女性を魅了する魔貌を持つ。
        主に忠義を尽くすことだけが望みなのだが、生前同様、主の伴侶を魅了してしまった。
        セイバー&ライダーと共に、暴走したキャスターに挑む。
ソラウ : 由緒正しい魔術師の家の令嬢で、ケイネスの許婚。ランサーに魔力を供給している。
       ランサーの魔貌に魅了され、初恋に浮かれる乙女モード。
       ケイネスの令呪を強引に譲り受け、ランサーのマスターとして戦いに臨むことになった。



<最凶コンビ>
雨生龍之介 : 連続殺人鬼。何も知らぬまま偶然キャスターを召喚した。
          キャスターの凶行に大興奮していた最中、切嗣に狙撃されて死亡。
キャスター : ジル・ド・レェ(中世フランスの百年戦争終結に貢献した元帥)。
         セイバーがジャンヌ・ダルクであると思い込み、悲願は叶ったと大興奮。
         狂気に身を任せて大暴走、巨大海魔を召喚して聖杯戦争を無に帰そうとしている。