TVアニメ『Fate/Zero』第12話 Q&A
・原作未読者向け補完Q&A。
・後の展開のネタバレは無し。
放送前Q&A 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話
Q.切嗣は何故そこまで綺礼を警戒しているの?
A.既に見た通り、切嗣の戦術は徹頭徹尾「相手の裏を掻く」ことに終始します。
特に、魔術師というのは目的意識が明確な場合が多く、切嗣はこれまで手際良く暗殺を
こなしてきました。
それだけに、綺礼のような「表も裏も解らない相手」は脅威となり得るのです。
ちなみに切嗣は、隣町の貸しガレージに、遠隔操作仕様に改造したタンクローリーを
用意しています。それを冬木教会に突っ込ませることも考えましたが、聖杯戦争の観点から
言えば綺礼は敗残者の1人に過ぎない為、自重しました。
Q.サーヴァントの消失=マスターの敗退ではなかったの?
A.事実上ではそうですが、綺礼が語った通り、新たなサーヴァントがいれば、
それと契約し直して戦線に復帰することは可能です。
Q.セイバーはどこで自動車の運転方法を習ったの?
A.飛行機に乗った時にも言っていましたが、
「騎乗」のスキルが与えられます。セイバーの場合Aランクで、幻獣や神獣には乗れませんが、
自動車やバイク、飛行機くらいなら楽々操ることができるのです。
ちなみに、ライダーの「騎乗」ランクはA+で、幻獣や神獣も乗りこなせます(竜種は不可)。
Q.アイリの身体には何が起こっているの?
A.現時点では不明ですが、聖杯の器として造られたホムンクルスであることが、
関係しているようです。
Q.綺礼が調べて報告した、各マスターが聖杯を求める理由についてkwsk
A.切嗣……「昔年の妄執で聖杯を実現させたいだけ」と捏造報告(切嗣の真意は調べられず)
雁夜……贖罪(自身が間桐家から逐電したせいで桜が酷い目に遭っている為)
ウェイバー、ケイネス……魔術師としての栄誉の為
龍之介……そもそも聖杯が何なのかすら理解していない
Q.アーチャーの言っている事がよくわからない
A.綺礼が(無自覚に)雁夜の事を詳しく調べてしまったことから、綺礼が何に興味を持ち、
何を愉悦とするのかを暴こうとしました。
もしも間桐雁夜が聖杯戦争を勝ち抜いたら? その時雁夜は、己の闇・矛盾と
向き合うことになるでしょう。葵の為に桜を取り戻す為に葵から夫を奪う、その矛盾に
気付こうとしないというのは、すなわち、桜を救うという大儀で時臣に対する嫉妬や
葵に対する劣情を押し隠す自己欺瞞に他なりません。
血みどろの勝利の果てに、そんな自身の闇を直視する羽目に陥る雁夜――綺礼は、
そんな不幸な場面を、無自覚ながら妄想してしまったのです。
つまり、「他人の不幸は蜜の味」と心の奥底では思っているのだろう…と、
アーチャーは言っているのです。
無論、綺礼はそんな事を認めようとはしません。
『Fate/Zero』登場人物簡易まとめ
<アインツベルン陣営>
衛宮切嗣 : アインツベルンに雇われた異端の魔術師。聖杯に託す願望は「世界の救済」。
会ったこともない言峰綺礼を、その経歴から危険視している。
現在は、1人で市内のホテルにて休憩中。
セイバー : 騎士王・アーサー(本名はアルトリア)。聖杯に託す願望は「祖国ブリテンの救済」。
ランサーの宝具で受けた呪いの傷により、左腕を満足に使えない状態にある。
アイリと共に、アインツベルン城に代わる新たな活動拠点に到着。
アイリスフィール : 切嗣の妻であり、聖杯の器としてアインツベルンに造られたホムンクルス。
身体に異変が生じており、触覚を遮断している。
久宇舞弥 : 切嗣の助手であり弟子。アイリとセイバーを新拠点に届けた後、新たな任務へ。
<遠坂陣営>
遠坂時臣 : 監督役と共謀して聖杯戦争に挑む。聖杯に託す願望は「根源への到達」。
自宅に引き籠って情報を収集中。
アーチャー : 古代ウルクの英雄王・ギルガメッシュ。世界の全てを手に入れた傍若無人の支配者。
自身の財(聖杯を含むこの世の全て)を他人が奪い合うのが許せない。
綺礼に他マスターの参戦動機を探らせ、その心の底を暴こうとしている。
言峰綺礼 : 時臣と水面下で共闘中。衛宮切嗣の経歴に、自身の悩みへの答えがあると感じている。
「他人の不幸は蜜の味」と実は思っている…と指摘され、狼狽している。
アサシン : ハサン・サッバーハ(中世イランの暗殺教団の指導者)。
聖杯に託す願望は「人格の統合」。ライダーにより倒された。
言峰璃正 : 綺礼の父。聖堂教会から派遣された聖杯戦争の監督役だが、時臣に肩入れ中。
錯乱・暴走しているキャスターを危険視し、他6組のマスターに討伐を命じた。
<間桐陣営>
間桐雁夜 : 幼馴染みの次女・桜を間桐家から解放する為、聖杯戦争へ参戦した。
自身を魔術師に変貌させるべく体内に刻印虫を飼うも、身体を蝕まれて余命1ヶ月。
バーサーカー : 黒い甲冑のサーヴァント。手にした物を己の宝具とする能力を持つ。
全身が靄に包まれていたり、狂化されている割に機敏だったりと、謎が多い。
間桐臓硯 : 間桐家の当主だが間桐家を見限り、遠坂家から桜を養子に迎えた。ドS。
聖杯を手にしたら不老不死を得ようと思っているが、雁夜には期待していない。
<ウェイバー陣営>
ウェイバー : 自身を軽んじた時計塔の連中を見返すべく、聖杯戦争へ参戦。
キャスターの工房を突き止めて侵入したが、その惨状に愕然。
ライダー : 古代マケドニアの征服王・イスカンダル。聖杯に託す願望は「受肉」。
酒宴を開いてセイバーとアーチャーに自らの王道を語り、乱入してきたアサシンを
固有結界で消滅させた。
<ケイネス陣営>
ケイネス : 時計塔の講師でもあるエリート魔術師で、通称「ロード・エルメロイ」。
経歴への箔付けの為に聖杯戦争へ参戦したが、切嗣の起源弾で再起不能に。
残った二画の令呪もソラウに譲渡することになり、失意のドン底にいる。
ランサー : ディルムッド・オディナ(ケルト神話の英雄)。女性を魅了する魔貌を持つ。
聖杯に託す願望は無く、主に忠義を尽くすことだけが望み。
生前と同じく主の婚約者を魅了してしまい、主にも信用されていない。
ソラウ : 由緒正しい魔術師の家の令嬢で、ケイネスの許婚。ランサーに魔力を供給している。
ランサーの魔貌に魅了され、初恋に浮かれる乙女モード。
ケイネスの令呪を強引に譲り受け、ランサーのマスターとして戦いに臨むことになった。
<最凶コンビ>
雨生龍之介 : 連続殺人鬼。何も知らぬまま偶然キャスターを召喚した。
聖杯戦争が何なのかも知らず、気ままに凶行を繰り返している。
キャスター : ジル・ド・レェ(中世フランスの百年戦争終結に貢献した元帥)。
セイバーがジャンヌ・ダルクであると思い込み、悲願は叶ったと大興奮。
ランサーの宝具に術を解かれ窮地に陥るも、隙を突いて撤退。