TVアニメ『Fate/Zero』第7話 Q&A

・原作未読者向け補完Q&A。
・後の展開のネタバレは無し。



第7話 「魔境の森」


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Q.ホテルの爆破現場にあった水銀球はケイネスの忘れ物?


A.あの中にはケイネス達が入っていて、警察官に暗示を掛けて別の場所に運ばせました。




Q.璃正神父は独り言を喋っていたの?


A.姿は見えていませんでしたが、あの場に各マスターの使い魔が来ていることを
  承知した上で喋っていました。




Q.聖杯戦争のルールは曲げているクセに、龍之介とキャスターの凶行は許せないの?


A.魔術師には、魔術を秘匿するという暗黙のルールがあり、キャスターのしている事は
  完全にその範疇外です。
  璃正が贔屓している時臣は冬木市管理者(セカンドオーナー)でもあり、聖杯戦争とは無関係に
  見過ごせる話ではないのです。




Q.切嗣がいきなり逃げ出そうとか言い出したのは何故?


A.切嗣は、無表情ではいますが、世界を救済する為に妻のアイリスフィールを
  犠牲にしなければならないことに深く悩んでいます。
  (舞弥と不倫めいた事をしているのは、罪悪感に慣れる為の予行練習のようなもの)


  現在奪い合っている聖杯は、6組の参戦者が全て排除されたら現れるのですが、アイリは、
  その聖杯をこの世に留める為の「器」としてアインツベルンに作られたホムンクルスなので、
  聖杯の出現=アイリの死なのです。


  また、危険視している言峰綺礼に狙われている事を知り、アイリやイリヤを残したまま
  負けて無駄死にする事を恐れてもいるようです。




Q.キャスターの宝具はあの本?


A.あの本が宝具です。キャスターが友と慕う魔術師、フランソワ・プレラーティの遺物で、
  「螺湮城教本」(プレラーティーズ・スペルブック)といいます。能力は見ての通り、怪魔の召喚と使役です。
  それ自体が強力な魔力炉である為、術者の魔力量を無視して大魔術をも行使できるという
  トンデモ宝具です(これがあれば魔術師ではないジル・ド・レェでも召喚術が可能になります)。




Q.ケイネスの魔術についてkwsk


A.あれは、「月霊髄液」(ヴォールメン・ハイドラグラム)という名の魔術礼装で、自身の魔力を込めた10リットルの水銀です。
  ダイヤモンドさえ切り裂くカッターになったり、クレイモア地雷やキャレコの9mm弾を
  自動で防ぐ盾になったり、走査・索敵をしたり…と、状況に応じて自在に姿を変えます。


  ケイネスが堂々と勝負を挑んだのは、ソラウに見直してもらう為でもあるのでしょうが、
  己の魔術に絶対の自信を持っている事の表れでもあるのでしょう。




Q.切嗣の魔術は時間操作?


A.体内時間を時の流れから切り離して意のままに操る魔術、「固有時制御」です。
  本来なら、そのような魔術は、自身の心象風景を具現化して世界を書き換える大魔術・
  「固有結界」の一種なのですが、切嗣は術の範囲を己の体内に絞ることでその大魔術を
  容易に展開しています。


  作中では、体内時間を高速化して素早く動いたり、心臓の鼓動や代謝を遅くして
  ケイネスの索敵から逃れたりしていました。


  派手さは無くとも便利な魔術なのですが、身体に負荷が掛かるという難点があります。
  時間調整の術を解いた直後には、その軋轢(時間差)を補おうとする「世界の修正力」が
  働き、切嗣の肉体は元の時間流に合わせようと圧し曲げられるのです。
  (例えば、体内時間を1/3に遅くした時は、術の解除時に血流が一気に3倍の勢いになり、
  体中の毛細血管が破断したりします)




Fate/Zero』登場人物簡易まとめ


<アインツベルン陣営>
衛宮切嗣 : アインツベルンに雇われた異端の魔術師。聖杯に託す願望は「世界の救済」。
        会ったこともない言峰綺礼を、その経歴から危険視している。
        現在、アインツベルン城にてケイネスと交戦中。
セイバー : 騎士王・アーサー(本名はアルトリア)。聖杯に託す願望は「祖国ブリテンの救済」。
       ランサーの宝具で受けた呪いの傷により、左腕を満足に使えない状態にある。
       現在、アインツベルンの森にて、ランサーと共にキャスターと交戦中。
アイリスフィール : 切嗣の妻であり、聖杯の器としてアインツベルンに造られたホムンクルス
             舞弥のように切嗣と共に戦えない事を歯痒く思いつつ、戦線を離脱中。
久宇舞弥 : 切嗣の助手であり弟子。現在、アイリと共にセイバー達とは逆方向へ離脱中。



<遠坂陣営>
遠坂時臣 : 監督役と共謀して聖杯戦争に挑む。聖杯に託す願望は「根源への到達」。
        自宅に引き籠って情報を収集中。
アーチャー : 古代ウルクの英雄王・ギルガメッシュ。世界の全てを手に入れた傍若無人の支配者。
           自身の財(聖杯を含むこの世の全て)を他人が奪い合うのが許せない。
           時臣の采配に退屈していて、綺礼に興味を持った様子。
言峰綺礼 : 時臣と水面下で共闘中。衛宮切嗣の経歴に、自身の悩みへの答えがあると感じている。
        アサシンから得た情報を時臣に伝えてつつ、独自に切嗣への接触を試みるも、失敗。
        また、アーチャーの暇潰しに付き合い、他マスターの参戦動機を探ることにした。
アサシン : ハサン・サッバーハ(中世イランの暗殺教団の指導者)。聖杯に託す願望は不明。
        群体で存在する性質か能力を備えている模様。現在、間諜任務を遂行中。
言峰璃正 : 綺礼の父。聖堂教会から派遣された聖杯戦争の監督役だが、時臣に肩入れ中。
        錯乱・暴走しているキャスターを危険視し、他6組のマスターに討伐を命じた。



<間桐陣営>
間桐雁夜 : 幼馴染みの次女・桜を間桐家から解放する為、聖杯戦争へ参戦した。
        自身を魔術師に変貌させるべく体内に刻印虫を飼うも、身体を蝕まれて余命1ヶ月。
バーサーカー : 黒い甲冑のサーヴァント。手にした物を己の宝具とする能力を持つ。
            全身が靄に包まれていたり、狂化されている割に機敏だったりと、謎が多い。
間桐臓硯 : 間桐家の当主だが間桐家を見限り、遠坂家から桜を養子に迎えた。ドS。
        聖杯を手にしたら不老不死を得ようと思っているが、雁夜には期待していない。



<ウェイバー陣営>
ウェイバー : 自身を軽んじた時計塔の連中を見返すべく、聖杯戦争へ参戦。
        己のサーヴァントには振り回され、ケイネスにはビビり…とひたすらヘタレ。
ライダー : 古代マケドニアの征服王・イスカンダル。聖杯よりも世界制覇に興味がある様子。
         セイバーとランサーの戦いに割って入り、仲間になれと勧誘するも失敗。



<ケイネス陣営>
ケイネス : 時計塔の講師でもあるエリート魔術師で、通称「ロード・エルメロイ」。
         経歴への箔付けの為に聖杯戦争へ参戦。現在、アインツベルン城にて切嗣と交戦中。
         次回のサブタイトルが「魔術師殺し」と、嫌なフラグが立っている。
ランサー : ディルムッド・オディナ(ケルト神話の英雄)。聖杯に託す願望は不明。
        女性を虜にしてしまう呪いの魔貌を持つイケメンの二槍使い。
        アインツベルンの森にて、セイバーの窮地を救った。
ソラウ : 由緒正しい魔術師の家の令嬢で、ケイネスの許婚。ランサーに魔力を供給している。



<最凶コンビ>
雨生龍之介 : 連続殺人鬼。何も知らぬまま偶然キャスターを召喚した。
          聖杯戦争が何なのかも知らず、気ままに凶行を繰り返している。
キャスター : ジル・ド・レェ(中世フランスの百年戦争終結に貢献した元帥)。
         セイバーがジャンヌ・ダルクであると思い込み、悲願は叶ったと大興奮。
         現在、アインツベルンの森にて、怪魔を召喚してセイバー&ランサーと交戦中。