TVアニメ『Fate/Zero』第7話 Q&A
・原作未読者向け補完Q&A。
・後の展開のネタバレは無し。
放送前Q&A 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
Q.ホテルの爆破現場にあった水銀球はケイネスの忘れ物?
A.あの中にはケイネス達が入っていて、警察官に暗示を掛けて別の場所に運ばせました。
Q.璃正神父は独り言を喋っていたの?
A.姿は見えていませんでしたが、あの場に各マスターの使い魔が来ていることを
承知した上で喋っていました。
Q.聖杯戦争のルールは曲げているクセに、龍之介とキャスターの凶行は許せないの?
A.魔術師には、魔術を秘匿するという暗黙のルールがあり、キャスターのしている事は
完全にその範疇外です。
璃正が贔屓している時臣は冬木市の
見過ごせる話ではないのです。
Q.切嗣がいきなり逃げ出そうとか言い出したのは何故?
A.切嗣は、無表情ではいますが、世界を救済する為に妻のアイリスフィールを
犠牲にしなければならないことに深く悩んでいます。
(舞弥と不倫めいた事をしているのは、罪悪感に慣れる為の予行練習のようなもの)
現在奪い合っている聖杯は、6組の参戦者が全て排除されたら現れるのですが、アイリは、
その聖杯をこの世に留める為の「器」としてアインツベルンに作られたホムンクルスなので、
聖杯の出現=アイリの死なのです。
また、危険視している言峰綺礼に狙われている事を知り、アイリやイリヤを残したまま
負けて無駄死にする事を恐れてもいるようです。
Q.キャスターの宝具はあの本?
A.あの本が宝具です。キャスターが友と慕う魔術師、フランソワ・プレラーティの遺物で、
それ自体が強力な魔力炉である為、術者の魔力量を無視して大魔術をも行使できるという
トンデモ宝具です(これがあれば魔術師ではないジル・ド・レェでも召喚術が可能になります)。
Q.ケイネスの魔術についてkwsk
A.あれは、
ダイヤモンドさえ切り裂くカッターになったり、クレイモア地雷やキャレコの9mm弾を
自動で防ぐ盾になったり、走査・索敵をしたり…と、状況に応じて自在に姿を変えます。
ケイネスが堂々と勝負を挑んだのは、ソラウに見直してもらう為でもあるのでしょうが、
己の魔術に絶対の自信を持っている事の表れでもあるのでしょう。
Q.切嗣の魔術は時間操作?
A.体内時間を時の流れから切り離して意のままに操る魔術、「固有時制御」です。
本来なら、そのような魔術は、自身の心象風景を具現化して世界を書き換える大魔術・
「固有結界」の一種なのですが、切嗣は術の範囲を己の体内に絞ることでその大魔術を
容易に展開しています。
作中では、体内時間を高速化して素早く動いたり、心臓の鼓動や代謝を遅くして
ケイネスの索敵から逃れたりしていました。
派手さは無くとも便利な魔術なのですが、身体に負荷が掛かるという難点があります。
時間調整の術を解いた直後には、その軋轢(時間差)を補おうとする「世界の修正力」が
働き、切嗣の肉体は元の時間流に合わせようと圧し曲げられるのです。
(例えば、体内時間を1/3に遅くした時は、術の解除時に血流が一気に3倍の勢いになり、
体中の毛細血管が破断したりします)
『Fate/Zero』登場人物簡易まとめ
<アインツベルン陣営>
衛宮切嗣 : アインツベルンに雇われた異端の魔術師。聖杯に託す願望は「世界の救済」。
会ったこともない言峰綺礼を、その経歴から危険視している。
現在、アインツベルン城にてケイネスと交戦中。
セイバー : 騎士王・アーサー(本名はアルトリア)。聖杯に託す願望は「祖国ブリテンの救済」。
ランサーの宝具で受けた呪いの傷により、左腕を満足に使えない状態にある。
現在、アインツベルンの森にて、ランサーと共にキャスターと交戦中。
アイリスフィール : 切嗣の妻であり、聖杯の器としてアインツベルンに造られたホムンクルス。
舞弥のように切嗣と共に戦えない事を歯痒く思いつつ、戦線を離脱中。
久宇舞弥 : 切嗣の助手であり弟子。現在、アイリと共にセイバー達とは逆方向へ離脱中。
<遠坂陣営>
遠坂時臣 : 監督役と共謀して聖杯戦争に挑む。聖杯に託す願望は「根源への到達」。
自宅に引き籠って情報を収集中。
アーチャー : 古代ウルクの英雄王・ギルガメッシュ。世界の全てを手に入れた傍若無人の支配者。
自身の財(聖杯を含むこの世の全て)を他人が奪い合うのが許せない。
時臣の采配に退屈していて、綺礼に興味を持った様子。
言峰綺礼 : 時臣と水面下で共闘中。衛宮切嗣の経歴に、自身の悩みへの答えがあると感じている。
アサシンから得た情報を時臣に伝えてつつ、独自に切嗣への接触を試みるも、失敗。
また、アーチャーの暇潰しに付き合い、他マスターの参戦動機を探ることにした。
アサシン : ハサン・サッバーハ(中世イランの暗殺教団の指導者)。聖杯に託す願望は不明。
群体で存在する性質か能力を備えている模様。現在、間諜任務を遂行中。
言峰璃正 : 綺礼の父。聖堂教会から派遣された聖杯戦争の監督役だが、時臣に肩入れ中。
錯乱・暴走しているキャスターを危険視し、他6組のマスターに討伐を命じた。
<間桐陣営>
間桐雁夜 : 幼馴染みの次女・桜を間桐家から解放する為、聖杯戦争へ参戦した。
自身を魔術師に変貌させるべく体内に刻印虫を飼うも、身体を蝕まれて余命1ヶ月。
バーサーカー : 黒い甲冑のサーヴァント。手にした物を己の宝具とする能力を持つ。
全身が靄に包まれていたり、狂化されている割に機敏だったりと、謎が多い。
間桐臓硯 : 間桐家の当主だが間桐家を見限り、遠坂家から桜を養子に迎えた。ドS。
聖杯を手にしたら不老不死を得ようと思っているが、雁夜には期待していない。
<ウェイバー陣営>
ウェイバー : 自身を軽んじた時計塔の連中を見返すべく、聖杯戦争へ参戦。
己のサーヴァントには振り回され、ケイネスにはビビり…とひたすらヘタレ。
ライダー : 古代マケドニアの征服王・イスカンダル。聖杯よりも世界制覇に興味がある様子。
セイバーとランサーの戦いに割って入り、仲間になれと勧誘するも失敗。
<ケイネス陣営>
ケイネス : 時計塔の講師でもあるエリート魔術師で、通称「ロード・エルメロイ」。
経歴への箔付けの為に聖杯戦争へ参戦。現在、アインツベルン城にて切嗣と交戦中。
次回のサブタイトルが「魔術師殺し」と、嫌なフラグが立っている。
ランサー : ディルムッド・オディナ(ケルト神話の英雄)。聖杯に託す願望は不明。
女性を虜にしてしまう呪いの魔貌を持つイケメンの二槍使い。
アインツベルンの森にて、セイバーの窮地を救った。
ソラウ : 由緒正しい魔術師の家の令嬢で、ケイネスの許婚。ランサーに魔力を供給している。
<最凶コンビ>
雨生龍之介 : 連続殺人鬼。何も知らぬまま偶然キャスターを召喚した。
聖杯戦争が何なのかも知らず、気ままに凶行を繰り返している。
キャスター : ジル・ド・レェ(中世フランスの百年戦争終結に貢献した元帥)。
セイバーがジャンヌ・ダルクであると思い込み、悲願は叶ったと大興奮。
現在、アインツベルンの森にて、怪魔を召喚してセイバー&ランサーと交戦中。