TVアニメ『Fate/Zero』第6話 Q&A
・原作未読者向け補完Q&A。
・後の展開のネタバレは無し。
Q.ジル・ド・レェって何者?
A.中世フランスの百年戦争において、ジャンヌ・ダルクと共に戦争終結に貢献した貴族です。
「救国の英雄」と呼ばれもしましたが、戦後は錬金術や黒魔術に耽溺し、1000人を超える
少年達を拉致・陵辱・虐殺したと言われています(聖職者にまで害を及ぼしたことで
絞首刑という最期を迎えました)。
ジャンヌ・ダルクが火刑に処されたことで精神を病んだ…という説もあるようです。
何故か「セイバー=ジャンヌ・ダルク」という妄執に囚われているようです。
ちなみに、企画段階で没となったオンラインゲーム『Fate/Apocrypha』には、
ジャンヌ・ダルクがサーヴァントとして登場するという設定があります。
(サーヴァントのクラスはエクストラクラスのルーラーかセイバー)
Q.龍之介は何をしていたの?
A.予想通りカットされましたが、拉致してきた少女を磔にし、腸を引きずり出して
鍵盤にする「人間オルガン」の実験をしていました。
少女は、キャスターの治癒魔術により死ぬこともできず、脳内物質を
コントロールされ痛覚が麻痺することもないという生き地獄を味わっていたのです。
(最後はキャスターに頭を握り潰されて絶命)
ちなみに、前日までは「人間パラソル」の実験をしていました(詳細不明)。
Q.ケイネスは何故あんなにイラついているの?
A.ケイネスは、魔術師としての腕は確かなのですが、自身の内に湧いた癇症を
律する術を知らないという、エリート故の精神的な脆さを抱えています。
宝具や令呪を使ってまで追い詰めたセイバーを取り逃がすなどという番狂わせは
許し難い事であり、武人の鑑たるランサーの態度も「自らの真意を見せない不埒な
韜晦」としか受け取れないようです。
Q.あの美女は誰?
A.ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリという、ケイネスの許婚です。
魔術協会の総本山である時計塔の降霊学科長(ケイネスの師)の娘であり、
常人の域を遥かに上回る魔術回路を持っています。
ケイネスのパートナーとしてランサーへの魔力供給を担当中です。
Q.切嗣…ホテル1つを爆破するのはやり過ぎでは……?ww
A.この程度ならまだ序の口です。
無関係の人々をきちんと避難させたあたり、彼にしては良心的だとも言えます。
(ちなみに、ホテルのスタッフには魔術で切嗣=ケイネスと錯覚させました)
『Fate/Zero』登場人物簡易まとめ
<アインツベルン陣営>
衛宮切嗣 : アインツベルンに雇われた異端の魔術師。聖杯に託す願望は「世界の救済」。
会ったこともない言峰綺礼を、その経歴から危険視している。
ケイネスが滞在しているホテルを突き止め、爆破解体した。
セイバー : 騎士王・アーサー(本名はアルトリア)。聖杯に託す願望は「祖国ブリテンの救済」。
マスターである切嗣にはシカトされていて、アイリと行動を共にしている。
ランサーの宝具で受けた呪いの傷により、左腕を満足に使えない状態にある。
アイリスフィール : 切嗣の妻。夫と共に聖杯戦争の勝利を目指す。
久宇舞弥 : 切嗣の助手であり弟子。切嗣の命令に従ってホテルを爆破した後、綺礼とニアミス。
<遠坂陣営>
遠坂時臣 : 監督役と共謀して聖杯戦争に挑む。聖杯に託す願望は「根源への到達」。
自宅に引き籠って情報を収集中。
アーチャー : 古代ウルクの英雄王・ギルガメッシュ。世界の全てを手に入れた傍若無人の支配者。
自身の財(聖杯を含むこの世の全て)を他人が奪い合うのが許せない。
時臣の采配に退屈していて、綺礼に興味を持った様子。
言峰綺礼 : 時臣と水面下で共闘中。衛宮切嗣の経歴に、自身の悩みへの答えがあると感じている。
アサシンから得た情報を時臣に伝えてつつ、独自に切嗣への接触を試みるも、失敗。
また、アーチャーの暇潰しに付き合い、他マスターの参戦動機を探ることにした。
アサシン : ハサン・サッバーハ(中世イランの暗殺教団の指導者)。聖杯に託す願望は不明。
群体で存在する性質か能力を備えている模様。現在、間諜任務を遂行中。
言峰璃正 : 綺礼の父。聖堂教会から派遣された聖杯戦争の監督役だが、時臣に肩入れ中。
錯乱・暴走しているキャスターを危険視し、聖杯戦争のルール変更を検討中。
<間桐陣営>
間桐雁夜 : 幼馴染みの次女・桜を間桐家から解放する為、聖杯戦争へ参戦した。
自身を魔術師に変貌させるべく体内に刻印虫を飼うも、身体を蝕まれて余命1ヶ月。
バーサーカー : 黒い甲冑のサーヴァント。手にした物を己の宝具とする能力を持つ。
全身が靄に包まれていたり、狂化されている割に機敏だったりと、謎が多い。
間桐臓硯 : 間桐家の当主だが間桐家を見限り、遠坂家から桜を養子に迎えた。ドS。
聖杯を手にしたら不老不死を得ようと思っているが、雁夜には期待していない。
<ウェイバー陣営>
ウェイバー : 自身を軽んじた時計塔の連中を見返すべく、聖杯戦争へ参戦。
己のサーヴァントには振り回され、ケイネスにはビビり…とひたすらヘタレ。
ライダー : 古代マケドニアの征服王・イスカンダル。聖杯よりも世界制覇に興味がある様子。
セイバーとランサーの戦いに割って入り、仲間になれと勧誘するも失敗。
<ケイネス陣営>
ケイネス : 時計塔の講師でもあるエリート魔術師で、通称「ロード・エルメロイ」。
経歴への箔付けの為に聖杯戦争へ参戦。
完璧な魔術対策を施した滞在先のホテルを切嗣に爆破され、生死不明。
ランサー : ディルムッド・オディナ(ケルト神話の英雄)。聖杯に託す願望は不明。
女性を虜にしてしまう呪いの魔貌を持つイケメンの二槍使い。
ケイネスに嫌味を言われつつも、淡々と忠誠を尽くしている。
ソラウ : 由緒正しい魔術師の家の令嬢で、ケイネスの許婚。ランサーに魔力を供給している。
<最凶コンビ>
雨生龍之介 : 連続殺人鬼。何も知らぬまま偶然キャスターを召喚した。
聖杯戦争が何なのかも知らず、気ままに凶行を繰り返している。
キャスター : ジル・ド・レェ(中世フランスの百年戦争終結に貢献した元帥)。
セイバーがジャンヌ・ダルクであると思い込み、悲願は叶ったと大興奮。