TVアニメ『Fate/Zero』第3話 Q&A

・原作未読者向け補完Q&A。
・後の展開のネタバレは無し。



第3話 「冬木の地」


放送前Q&A  第1話  第2話




Q.前回アサシンが倒されたのは、出来レースだった…ってこと?


A.殺されたアサシン(の1人)は聞かされていませんでしたが、あれは時臣と綺礼の
  自作自演です(他のマスターが遠坂邸を監視しているであろうことを見越しての作戦)。
  「アサシンが倒された」→「綺礼は脱落して教会に保護された」という認識を他の
  マスターに植え付けられれば、影での暗躍を得意とするアサシンが大活躍できます。
  (切嗣には自演だとバレバレでしたが……)




Q.アサシンのサーヴァントがうじゃうじゃいるのは何故?


A.現時点では不明です。
  ウェイバーとライダーの会話から察するに、「複数で一体」という性質か能力を
  持っているようです。




Q.時臣は何故サーヴァントにへりくだっているの?


A.時臣は、古代メソポタミアウルク第1王朝の英雄王・ギルガメッシュ弓兵(アーチャー)
  サーヴァントとして召喚しました。作中のギルガメッシュは、全世界の宝物を全て
  所有したという伝説を持っており、その傲岸不遜な態度からもわかる通り、正真正銘の
  超大物英雄です。
  時臣は根っからの貴族気質である為、そんな英雄王を「高貴なる者」として敬い、
  臣下の礼を取って接することにしたようです。




Q.時臣は、ギルガメッシュがアーチャーであることに不満があるの?


A.弓兵(アーチャー)には、「単独行動」というスキルが与えられます。
  要するに、人の言う事を一切聞きそうにない傍若無人のサーヴァントが、
  その気になればマスターを殺害しても2〜3日は現界できる能力を持っているのです。


  時臣が臣下の礼を取るのは、そんな危険なサーヴァントを上手く律する手段でも
  あるのでしょう。




Q.切嗣と会っていた女性は何者?


A.久宇舞弥(ひさうまいや)という、切嗣の助手であり弟子でもある女性です。
  貧国の出身で、幼少時より兵士として生きていたのですが、切嗣と出会い拾われ、
  以後「衛宮切嗣」という戦闘機械を完成させるパーツとして働いてきました。
  使い魔を操る等、簡単な魔術の心得もあります。


  切嗣とは愛人関係でもあるのですが、これには愛情や性欲以外の深い理由があります。
  (作中でその理由が明示されるのか否かはわかりませんが)




Q.イリヤの体重が軽いってのは、何の事?


A.母親のアイリスフィールと同様、重い宿命を背負って生まれてきた命である為、
  真っ当に成長できないらしく、切嗣は父として胸を痛めているようです。




Q.あのイケメンはケイネスのサーヴァント?


A.ケイネスがイスカンダルの代わりに召喚した、槍兵(ランサー)のサーヴァントです。




Q.セイバーの剣がもやもやして透明なのは?


A.それについては、次回解説があると思われます。




Fate/Zero』登場人物簡易まとめ


<アインツベルン陣営>
衛宮切嗣 : アインツベルンに雇われた異端の魔術師。聖杯に託す願望は「世界の救済」。
        言峰綺礼を危険視している。物騒な銃火器を舞弥に用意させた。
セイバー : 騎士王アーサー。聖杯に託す願望は「祖国ブリテンの救済」。
       マスターである切嗣にはシカトされていて、アイリと行動を共にしている。
アイリスフィール : 切嗣の妻。夫と共に聖杯戦争の勝利を目指す。箱入りの貴婦人。
久宇舞弥 : 切嗣の助手であり弟子。冬木市に切嗣の武器を調達した。



<遠坂陣営>
遠坂☆自演乙☆時臣 : 監督役と共謀して聖杯戦争に挑む。聖杯に託す願望は「根源への到達」。
アーチャー : 古代ウルクの英雄王・ギルガメッシュ。世界の全てを手に入れた傍若無人の支配者。
           様々な宝具を雨あられと投げ付けるチート能力を持っている。
           自身の財(聖杯を含むこの世の全て)を他人が奪い合うのが度し難い模様。
言峰綺礼 : 時臣と水面下で共闘中。衛宮切嗣の経歴に、自身の悩みへの答えがあると感じている。
アサシン : ハサン・サッバーハ(中世イランに暗躍した暗殺教団の指導者)。
        群体で存在する性質か能力を備えている模様。
言峰璃正 : 綺礼の父。聖堂教会から派遣された聖杯戦争の監督役だが、時臣に肩入れ中。



<間桐陣営>
間桐雁夜 : 幼馴染みの次女・桜を間桐家から解放する為、聖杯戦争へ参戦した。
        自身を魔術師に変貌させるべく体内に刻印虫を飼うも、身体を蝕まれて余命1ヶ月。
バーサーカー : 黒い甲冑のサーヴァント。詳細不明。
間桐臓硯 : 間桐家の当主だが間桐家を見限り、遠坂家から桜を養子に迎えた。ドS。
        聖杯を手にしたら不老不死を得ようと思っているが、雁夜には期待していない。



<ウェイバー陣営>
ウェイバー : 自身を軽んじた時計塔の連中を見返すべく、聖杯戦争へ参戦。
ライダー : 征服王イスカンダル。豪放磊落な偉丈夫で、聖杯よりも世界制覇に興味がある様子。
         ウェイバーと共にセイバーとランサーの戦いを見守っている。



<ケイネス陣営>
ケイネス : 時計塔の講師でもあるエリート魔術師で、通称「ロード・エルメロイ」。
         経歴への箔付けの為に聖杯戦争へ参戦しようとしたが、英霊召喚の聖遺物を
         ウェイバーに掠め取られてしまい、代わりにランサーを呼び出した。
ランサー : 二本の槍を持つイケメンサーヴァント。



<最凶コンビ>
雨生龍之介 : 連続殺人鬼。何も知らぬまま偶然キャスターを召喚し、その残虐さに大興奮。
キャスター : 自身を「青髭」と称す快楽殺人鬼。聖杯は欲しいらしい。