橋下大阪府知事が泣いた日

 大阪府の1100億円歳出削減案の発表を受け、府内43市町村の首長らが府庁に集まり、橋下徹知事との意見交換会に臨んだ。「白紙に戻せ」「血も涙も無い」等、圧倒的なラッシュを喰らった後、泣きながら「一緒になって考え、今一度ご協力の程宜しくお願いします」と頭を下げる橋下知事を朝のニュースで目にした。……戦慄いちまってたなぁ。


 うーむ…パッと見、大阪府を建て直そうと奮起する若き政治家vs利権確保したいだけの老害…って図に見えちまう。公務員(っつーか自治体)が色々な無駄金を使っているのは明白なワケだしな。柏原市長の「1100億円くらいでオタオタしなさんな」「(3兆円の予算のうち)たった3%だ」発言には、真面目にムカついた。危機感とかは0なンだろうな。民間企業ならとっくにトんでいる状況なのに。公務員全てがあんな感じなのだとは思わないが……(大抵があんな感じなのだとは思っている)。


 ただまぁ、今年度の予算は既に組まれているからな。執行中にいきなり歳出削減を…と言って反発されるのは当然と言えば当然か。政治は弁護士みたく、正しい理屈を通せば良いってモノじゃないからなー。ましてや、泣いてどうにかなるものでもない。
 誰かが「いぶし銀の八角」みたく、橋本知事をサポートしてあげなきゃ。