映画×2

 いつもはアクション系・パニック系の洋画しか観ないのだが、たまにはいいか…と思い、感動系(?)の日本映画DVDを2本レンタルした。


ALWAYS 三丁目の夕日/2005年
 東京タワー建設時(昭和33年)の下町を描いたまったり映画。
 『1リットルの涙』の時にも思ったが、薬師丸ひろ子は「母親」を演じさせたら天下一品だ。鑑賞する者の心に響く何かを持っている。
 茶川さんを見ていて思ったのは…やはり、男にはある程度の経済力と雄度は必要不可欠なンだなってこと。現実は、貧しさは映画のような美談になったりはしないもの。続編(今年11月公開)では、是非とも芥川賞を取って、男を上げてほしい。


『手紙』/2006年
 弟の学費の為に盗みに入った家で人を殺してしまった兄。兄と手紙のやり取りを続けつつも「犯罪者の身内」としてぺっこり人生を送る弟の苦悩を描いた映画。
 終盤とか、普通に感動した。悪くない出来だと思う。
 しかし…上記の経済力やら雄度やらより、所詮男は顔なのかッ? 何故、沢尻エリカは、あんな感じ悪い態度を取り続ける男にずっとアプローチを続けていたンだろう? 山田孝之だからかっ。吹石一恵との別離に号泣するシーンは少し同情したのだが、数秒後に態度を一変させて沢尻とお好み焼きを喰うシーン…ってのはどうなのヨ?(いや、色々と省略された事情はあったンだろうケド!)
 ……まぁ、関西弁の沢尻エリカ(人妻ver.)には萌えたが。


 「身内が犯罪者」系の映画/ドラマなら、泉ピン子主演の『女子刑務所東三号棟』シリーズの2番目(だったかな?)が傑作だと思う。ずっと昔に1回観ただけなのに、今でも色々な場面が印象に残っている。