市立龍野図書館、市民から3000万円の寄付金を貰って1240万円の稀覯本を購入

 たつの市の龍野図書館に、「図書館を充実させてほしい」と3000万円も寄付した篤志家がいたそうな。同図書館は、色々検討した結果、ミケランジェロの『ラ・ドッタ・マーノ』とかいう表紙に大理石が施された本を買うことに決めたそうな。お値段、1240万円(輸送料込みだと1760万円)。


 何だか、お年玉を貰った小学生のような使い方に見える。いや、別に『空の境界』とか『涼宮ハルヒの憂鬱』を置くべきだとか言うつもりは無いが……もう少し、コストパフォーマンスってモノを考えても良いのでは? 日本でその本を所蔵するのは初、というのは確かに宣伝できる事かもしれないけど、保管維持費だって結構かかるンじゃないのかな。
 3000万円分もの普通の本を置くスペースが無かったのかな。しかし…それにしてもなァ。焦って使う必要は無いのに。


 ちなみにこの本、今月末に「たつの市青少年館」って所で一般公開されるらしい。その際、同図書館が800万円かけて専用端末を設置し、入館者が閲覧できるようにするそうな。
 ……これぞ日本のお役所仕事…って感じだな。