最強の名に恥じぬ少年(ガキ)

世界のヒーロー・蜘蛛男

 ブラジルの話。道端でスパイダーマンの衣装に身を包み、ヒーローごっこで遊んでいた少年(5歳)が、隣家から火が出ているのに気付いたらしい。出火を知らされた家の住人(35歳の女性)、寝ていた1歳の娘を助け出そうと屋内に入るも、部屋は既に大きな炎に包まれていた為、パニックになって泣き叫びながら家から出てきてしまったとか。それを見たスパイダーボーイ、「泣かないで、僕が助け出してあげる」と言って家に駆け込み、赤ん坊を抱えて脱出してきたそうな。
 少年は、「スパイダーマンは何も怖くないんだ」と胸を張っているらしい。
 いい歳した大人が娘を助けられないばかりか、5歳児が火事場に入っていくのも止めなかったのか…とかいう突っ込みは置いといて、少年GJ。高雅君に代わって『ZETMAN』に登場してもらいたいくらいだ。


 俺が両親に念願のパーマンセットを買ってもらい、そのマントを身に着けても飛べず、「人は空を飛べない」という現実を突き付けられたのが4〜5歳の頃だっけか。あの頃の俺が火事場に出くわしたら、「パワッチ!」とか言いながら炎の中に入っただろーか……? パーマン電撃戦隊チェンジマンも好きだったが、それと同じくらいミンキーモモエスパー魔美を好むガキだったからな〜(ミンキーステッキは持ってなかったケドね)。