コミックマーケットに関する昔の新聞記事

報道・表現の自由?

 コミックマーケットという祭典が晴海(東京国際見本市会場)で開催されていた頃の新聞記事。「ネクラな青年が殺到」だの「晴海で異様な風景」だの、散々な書かれ様。「ヒシヒシとネクラい雰囲気が」とか「ロリコン青年たちがむらがっている」とか、今ではとても載せられないような記事だ☆ オブラート0だもんな〜。
 ちなみに、「ニッポンも豊かになったものである」と締め括られている。


 この新聞…80年代後半頃だろーか? マスゴミが、連続幼女誘拐殺人事件の犯人・宮粼勤がコミケにサークル参加予定のヲタだったことを、面白おかしくネタにしていた頃の。
 とあるワイドショー番組で、東海林のり子コミケを報道し、「ここに10万人の宮粼勤容疑者がいます!」と言ったのは有名な話。うーん…直接的ではなくなったにしろ、マスゴミのやってる事って、昔から変わらんなー。レベル低い。
 宮粼勤が真正のクズであるというのは論を待たぬところだが、宮粼=ヲタというのは必要以上に誇張された報道だったらしい。部屋の隅に置いてあった雑誌の大半は20代の男なら誰でも普通に読むような本だったにも関わらず、わざわざエロ本を一番上に乗せた状態で撮影→報道されることもあったとか。
 また、大量のビデオテープのうちエロいビデオは少数で、幼女関連のビデオは5787本中44本と、全体の1%にも満たなかったと言うが……いや、44本も持ってれば充分か(ビデオテープ5787本って時点である種のヲタであることは間違いないし)。


 ――同人誌即売会の会場が「異様な風景」だというこの新聞記事の見出しが、間違っている表現だとは思わないがナ☆