WBCフライ級タイトルマッチ、王者内藤が圧勝

 負けちゃったか〜…亀田大毅。経験豊富な王者を若さで押し切るのかな…とか思っていたケド、やっぱ男は年季と純度だのぅ。
 ――まぁ当然か。内藤がデビューした22歳の時、亀田大毅は7歳…積み上げてきたモノが違いすぎる。日本、東洋太平洋を制した後、3度目のタイトルマッチで掴んだ王座を、11戦目の小僧に渡すワケにはいかなかったってことか。


 亀田兄弟のビッグマウスや、対戦相手への失礼極まりないパフォーマンスは、俺は嫌いだケド否定はしない。そうやってボクシング業界を盛り上げるのは重要だと思うし、若い上に教養が無いだろうから、そういう態度をカッコ良いと思うのも無理からぬこと。
 よく考えたら、『はじめの一歩』の鷹村さんも、亀田兄弟と似たようなDQNパフォーマンスをやってンだよな。けど、鷹村さんは、圧倒的な実力+ボクシングへの真摯な姿勢も示している。無論、その姿勢は読者視点だからこそわかるものだ。だから、亀田兄弟も、無礼の裏側に「ボクシングにだけは嘘をつきたくねえんだ」的な、鷹村さんのような精神を持っているのかと思っていたのだが……。
 今回のタイトルマッチの最終ラウンド、アレは酷い。ボクシングの試合で投げ技って、完全に自暴自棄じゃねーか。結局、ただの天狗になっていたガキだったってことか? あの行為は、自身のパフォーマンスさえも裏切る愚行だったと思う。
 今回ばかりは、世間に叩かれても仕方ないンじゃないかな。対戦相手への無礼・下品な挑発は、そのくらいの覚悟を持ってやれってことだ(本当に切腹したら見直すが)。


 って言うか…窮地の弟を励ます為とは言え、世界王者である兄・興毅が「肘でもええから目入れろよ」とか言うのはマズいだろオイ。勝てばそれでいいのか? 親父も「投げろ!」とか亀打(ローブロー)推奨発言とか、ヤヴァげな事を口にしてるっぽいし…エラい音声を拾っちまったな☆(YouTubeにUPされてた)


 こういう時、父親が馬鹿丸出しなのが辛いよな…亀田兄弟。息子らが猛る若さに任せてDQNパフォーマンスを繰り返すのは仕方ないとしても、親父まで一緒になってやってるからな……(アレが大人の態度か?)。こういう時に、「息子に苦言を呈す(或いは叱る)」という形で、メディアや世論から息子を守ってやれない。


 これに懲りたらDQNパフォーマンスは止めろ…とは言わない。見苦しく言い訳をせず、腐らず、俺を含むアンチをムカつかせる程の強さで復活してほしいものだ。