柔道の神様・三船久蔵

 微妙な盛り上がりを見せる世界柔道関連で、三船久蔵を紹介してみる。
 神技と呼ばれる「空気投げ(隅落とし)」をあみ出し、これまでに15人しか与えられていない最高位・十段を授けられた男。講道館では柔道の創始者嘉納治五郎に師事し、「理論の嘉納・実践の三船」と言われる程に嘉納の理論を実践し、柔道の神様と呼ばれるようになった。



 ――そんな凄い男の動画。技紹介の為の撮影だからか、組み手の相手に覇気が無いのが残念だが…それでも、小柄な体で大男をポンポン投げるのは凄いと思う。
 興味深いのは、やはり空気投げ。素早い体捌きにより相手の重心を崩し、柔道着を持った手以外は相手に触れずに投げる幻の技。『新コータローまかりとおる!』では久三ちゃんがアッサリ体現していたが(功太郎君は久三ちゃんに投げられた際に盗んで自分の技にしていた)、コレってかなり凄い技だと思う。人間ってのは、例え無抵抗でも腕だけであんな簡単に投げられるモノなのだろーか?


 俺は、高校生の時に体育の授業で柔道の経験がある。会得した(?)のは、見よう見真似の大外刈りと内股。……この内股を、『真島クンすっとばす!!』に出てきた垂直落下式の「ツイスター」くらいまでに昇華させていれば、俺も今のようなインドア男にはなっていなかったろーになぁ(激しくどうでもいいが…いつの間にか、あと1歳で拳帝・碇省吾とタメになってしまう)。