劇場版『Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』感想

尺の長さは充分か――。

 映画『Fate』を公開初日に観てきた。


 100分ちょいの尺にしては良い作品に仕上がっていたと思うけど…原作のテキストをじっくり読むのが好きな俺としては、終始急いでいる感じがして落ち着かなかったな(映画と言うよりダイジェストだな)。名場面をそれぞれ詰め込む為には、仕方無いことなのだろうけど……。せめて前・後編の2章仕立てにしてくれればなー。士郎vsアーチャーと士郎vsギルガメッシュは、もっとじっくり見せてほしかった。やっぱ、奈須きのこ作品はサウンドノベルで堪能するのが一番だ!
 舞台挨拶に来た声優3人は、「とても早い展開」とか言ってたけど……☆


 イリヤが心臓をブチ抜かれるシーンと、凛が士郎に泣きながら詰め寄るシーンと、最終決戦時の全投影連続層写(ソードバレルフルオープン)&固有結界、そしてやっぱり、最後のアーチャーの笑顔が良かった。
 『Fate』ファンなら一見の価値あり…かな(縛られた凛が慎二に迫られた際の「止めて!」にだけは違和感を感じたけど)。