Let's enjoy a coffee break♪

コーヒービート

 コーヒーメーカー(DeLonghiの「BCO261-NB」)を買って以来、珈琲豆の消費量が大幅UPしている。酒が飲めない俺にとっては、多少の金と手間をかけて飲むコーヒーやエスプレッソは、日々のストレス発散に打って付けであり、格段に味わい深い飲み物なのである。
 最近、失敗や試行錯誤を繰り返しつつ、ようやくコーヒーメーカーを手際良く使えるようになってきた。だが、まだまだバリスタとは言い難い。とりあえず、珈琲に関する知識を整理してみた。


エスプレッソ
 深煎りの珈琲豆を細かく挽き、専用の器具で圧力を掛けて短時間で抽出した、濃い少量のコーヒー。イタリアで「カフェ」といえば、普通これを指す。
 その濃さ故に誤解されがちだが(俺も最近まで誤解していた)、通常のコーヒーよりカフェインの量は少なく、胃にも優しい。豆の焙煎が強い為、カフェインは揮発するのだとか。


カフェ・オ・レ
 ドリップコーヒーにミルクを加えたもの(フランス製コーヒー牛乳)。別々にポットに用意して同時に注ぎ込むのが本来の作り方。最初から混ざっているものはカフェ・レと呼び、泡立てた牛乳(フォームドミルク)を使う場合はカフェ・クレームと呼ぶ。
 イタリアでは区別は無いらしいが、日本ではコーヒーを使うかエスプレッソを使うかでカフェ・ラテと区別している。


カフェ・ラテ
 イタリア語では「コーヒーと牛乳」という意味だが、日本ではエスプレッソに蒸気で温めた牛乳(スチームドミルク)を加えたモノをこう呼ぶ(コーヒー:ミルク=1:2)。更に泡立てた牛乳(フォームドミルク)を少量トッピングすることが多い(アメリカで流行った淹れ方で、カプチーノに近い)。


カフェ・マキアート
 エスプレッソに少量の泡立てた牛乳(フォームドミルク)を加えたもの。



カプチーノ
 エスプレッソ:蒸気で温めた牛乳(スチームドミルク)泡立てた牛乳(フォームドミルク)の割合を1:1:1で入れた飲み物。好みにより、泡の表面にココアパウダーを振って味付けしたり、それで絵を描いたりもする。


カフェ・モカ
 エスプレッソにチョコレートシロップと蒸気で温めた牛乳(スチームドミルク)を加えたもの。更に生クリームを加えることも多い。アメリカ生まれ。


カフェ・アメリカーノ
 エスプレッソのお湯割り。エスプレッソ独特の風味と香りは残しつつも、お湯で薄められることで飲み易くなっている。


ウィンナー・コーヒー
 泡立てた生クリームを浮かべたコーヒー。オーストリア発祥で、ウィーン風のコーヒーという意味。


ダッチ・コーヒー
 水出しコーヒー。熱い湯を使う抽出方法に比べ、まろやかな味わいになるのが特長。


カフェ・ロワイヤル
 ナポレオンが好んで飲んだコーヒー。スプーンの上に角砂糖を乗せ、ブランデーを角砂糖にしみ込ませて火を点け、砂糖が溶けたところでコーヒーに混ぜて飲む。早めに火を消す方が、ブランデーの香りが高くなる。
 先日、とある喫茶店で知らずに頼んだ。酒に弱い俺には合わない飲み物だったが、気に入る奴は気に入ると思う。


コーヒー牛乳
 牛乳等の乳製品にコーヒーで味付けした、日本製の飲料。銭湯の定番。


 ――嗚呼、コーヒーって奥が深い。とりあえず、家で飲むお手製カフェ・ラテ最高ーッ♪ エスプレッソのカフェイン含有量がコーヒーより少ないって知っちまったからには、夜にもグイッと飲んじゃおうかな。