TVアニメ『Steins;Gate』第19話 Q&A
・原作未プレイ組向け補完Q&A。
・後の展開のネタバレは無し。
Ｑ．今回、重要なシーンが丸々端折られたと聞いたけど？
Ａ．原作では、岡部が萌郁の自殺前にタイムリープしようとした時、何者かがタイムリープマシンを
動かして放電現象が起こったのを目にする…というシーンがありました。
これは、後のとある出来事の伏線なのですが、アニメでもそれが再現されるかどうかは不明です。
（物語を進める上で必須のエピソードではなく、原作でも見ないままクリアする場合があります）
Ｑ．前の世界線の記憶は残ってない筈なのに、紅莉栖が回を追う毎に優しくなっているような？
Ａ．きっと、世界線の収束により「紅莉栖がデレる」ことが決まっているのでしょう。
マジレスすると、岡部はタイムリープの度に事情を説明しているのですが、その時の岡部の
表情が深刻すぎる為、察しの良い紅莉栖は親身にならざるを得ないのかと。
Ｑ．まゆりは、コミマ会場でラウンダーに襲われたの？
Ａ．原作では、突然倒れてそのまま帰らぬ人になりました。アニメでも同様かと思われます。
Ｑ．萌郁は何故FBに捨てられたの？
Ａ．一言で言うと、IBN 5100を届けた後は用済みになったからです。
この辺の詳細は、次回以降明らかになると思われます。
Ｑ．女に顔面パンチ＆精神攻撃とか、岡部のイメージが一変したんだけど……。
Ａ．度重なる過去改変により無かった事になってはいますが、岡部は、まゆりが萌郁に殺されるのを
何度も目にしており、萌郁に対してはかなり頭に来ています。あれくらいまでなら、
まぁ許容範囲ではないでしょうか。
ちなみに、原作では、直前に紅莉栖と物騒な会話もしていました。
「強引に奪うしかないわね」
「過激だな。ハリウッド映画の見すぎか？」
「相手はSERNの関係者よ。遠慮してたらこっちがやられるかもしれない」
「迷ってる場合じゃないでしょ。それでまゆりを救えるんだから」
「あんたはヒョロヒョロで頼りなさそうだけど、さすがに今なら相対的に考えて勝てるはず」
「……こんなこと言うと人格疑われそうだけど……いや、あんたに人格疑われたって
どうでもいいけど……」 「殺してでも、奪い取るべきよ」
「今、お前の人格を疑った」 「だが、偽善ぶらないところは好きだぞ、クリスティーナ」
「えっ……、す、好きってちょっと……」
原作でも流石に殺人にまでは至りませんでしたが、顔面パンチ以上の修羅場を展開していました。
みぞおちに蹴りをぶち込まれたり、顔を殴りはしない代わりに首を絞めたり、
ギロチンチョークを掛けて苦しめたり、頭突きを喰らったり、頭突きを喰らわせたりetc.…と、
アパートの隣人もドン引きの鬱バトルが延々と続きますww
ちなみに、隣人の介入を狙った萌郁の「犯される！ 助けて！」という絶叫は、アニメでは
予想通りカットされましたww
「この世界線ではお前が直接手をかけるわけじゃないし、これまでお前がまゆりに対して
やったことはすでに“なかったこと”になっている」
「だがそんなの、俺からしてみれば知ったことじゃないんだ……！ “なかったこと”を、
俺は全部覚えている……！」
「だから、お前への憎しみは消えてないんだ……！ お前が、まゆりを殺した事実は、俺の中に
刻まれてるんだよ……！」
「今日は、お前を逃がさないからな。きっちり、向き合ってやる……」
「返せ……っ、返してよぉっ……！」
「なん……なの！？ 殺すぞ……！ ぶち殺して……やる……！」
「今すぐ……手を、離して……！」
「お前……の、目玉をくりぬいて……っ、踏み潰して……やりたい……！」
「くた……ばれ……クズが……！ お前の全身を、ズタズタになるまで、
包丁で切り刻んで……やる……！」
――岡部は、よく頑張ったと思いますww
ちなみに、岡部が、ラボメンだった時の萌郁を思い出してやり切れない表情をしていたのは、
アニメオリジナルの演出です。何だかんだで岡部がお人好しであることを示す、ナイスな
描写だったと思います。
かっけーんスよ、オカリンは。
Ｑ．そもそも、ラウンダーになる前の萌郁が自殺しようとしていたのは何故？
Ａ．特に具体的な理由は無く、人生に何の希望も持てないのが嫌になったそうです。
家族もいない孤独な人生を過ごした末に無気力に死のうとした時に、FBからの
ラウンダー募集メールが届き、それ以降はFBの指示に従うことだけを心の拠り所として
生きてきました。
Ｑ．一斉メール送信でラウンダー募集って…何それ？
Ａ．確かに、機密保持の観点から見ると考えられない方法です。
……が、一応、それなりの理由はあります（次回明らかになるでしょう）。
Ｑ．で、結局IBN 5100はどうなったの？
Ａ．萌郁は、柳林神社からIBN 5100を盗み出し、最後に萌郁が呟いた場所――街のコインロッカーに
入れました。その後どうなったのかは、次回のお楽しみです。
